新社会人へメッセージ(民間保険の考え方)

早速、脱線してしまうけど前回のブログで本の紹介をしているので、一旦社会保険は横に置いておいて本を踏まえて新社会人のみなさんに僕がお勧めする保険の結論を簡潔にお伝えします。

参考書籍を再度載せます。

 

保険ぎらい 「人生最大の資産リスク」対策 (PHP新書)

保険ぎらい 「人生最大の資産リスク」対策 (PHP新書)

  • 作者:荻原 博子
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2020/01/16
  • メディア: 新書
 

 

重要だと思えるものから以下の3つです。

  1. 通常は社会保険だけで新社会人のみなさんは十分。民間の保険を買う必要ない。ただし、個人的には「ガンほけん」を少額買っておくほうが良いと思う。
  2. お子さんができたら学資保険の代わりに生命保険を買って死んでしまったときのリスクを担保する。
  3. これらの結論は現在のライフステージや経済環境によるものであり、ライフイベント(結婚、出産、転職、転勤)などにより見直す必要があり、また経済環境の変化(金利、投資商品など)によって最適戦略わかるので勉強するか、信頼できる人の意見を聞くこと

 

なお、ここでセーブしたお金は投資に回す。

(投資の内容については、また後日話します。)

 

僕自身の保険に対する考え方を新社会人のみなさんにできるだけわかりやすくお伝えしたいと思います。

同じく重要だと考えるポイントを順番に3つ列記します。

  1. 目的を明確にする
    保険も目に見えないサービスとは言え、「お金を払って補償を買う」と言う行為なので「何のために買うのか?」と言う目的を明確に持つことが必要だと思います。言い換えれば「社会人になったから1人で責任取る必要があるから」という言葉に代表される「目的不明」の保険は買わないようにしましょう。具体的な目的とは「病気や怪我をしたらどうしよう」、「自分が死んじゃったら残された家族(特に配偶者や子供)はどうなるんだろう」、「自分の老後の収入はどうなるんだろう」とか言うものです。(3番目の老後は新入社員の君たちにとっては遠い未来の話で想像しないかもしれないけどね。
  2. コスト意識を持つ
    毎月分割して保険料を支払うのであまり目に見えないケースが多いのですが、月に20,000円とか支払い続ける生命保険は何百万、何千万と言う支払い額に上る場合があり、家や車に匹敵する大きな買い物だと言うことを、まず認識してください。(ちなみに人生の3大支出とは「住居」、「養育」、「老後資金」と言われています。ご参考まで。)従い、上記1のごとく「目的を明確にして余計なものを買わない」と言う考えを第一義とし、その上で同じ買うなら安いものを買う、と言う考えることが必要です。この考えに沿うと「保険で貯蓄をする」と言う考えは完全にNGです。目的に合っておらず(=補償と貯蓄は別物)、コストが高い(保険にはいろんな手数料かかっている一方で低コストの投資信託やETFには勝てない)からね。
  3. シンプルに考える
    保険で新社会人がやられてしまいがちなのは「難しい言葉がたくさん出てきて、お手上げになって、お任せしてしまう」と言う負けパターンに入ることじゃないかと思う。でも負けないで。難しそうに聞こえるけど、実はそんなに難しくない。結局は以下だけ抑えれば良いと思うよ。
    +いくら払うの?払うの?
    +どんな時にいくらもらえるの?

    ごちゃごちゃ変な条件や仕組みがついたものはスルーしてよし。
    そのほとんどがそのシステムの維持のためにコストがかかっていて、結局お得な商品じゃないからね。

    書いてるうちに書評の場所がなくなっちゃった。
    それはまた次回に。
    それでは、みんなで幸せになろう。